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相談員から一言 バックナンバー

『メタボリックシンドロームの予防対策』

その1 糖尿病予防
 
食後高血糖は心筋梗塞など、動脈硬化性疾患の危険因子の一つとなります。欧米人と違う大きな原因は、インスリン分泌能が半分に低下していることであります。食事をすると血糖値が高くなってきます。それに膵臓が反応してインスリンを分泌するのですが、血糖の刺激で分泌するインスリン量については、糖尿病でない日本人で、すでに半分の分泌ですから、血糖値がいつまでも下がりにくく、食後高血糖状態になります。この診断は、私の研究からHbA1cが5.5~5.7%になるとインスリン分泌能が半分に低下していることがわかります。すでに食後高血糖の始まりです。
(文責)相談員 倉田達明
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