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相談員から一言 バックナンバー

『後期サラリーマン人生ってなーに!!』

 前期高齢者、後期高齢者、特定健診、特定保健指導など、本年4月から医療、介護保険制度が大幅に改正されました。そして“メタボリックシンドローム”なんてことが盛んにいわれるようになりました。
 
 社会保険庁から“ねんきん特別便”なんて、怪しげな書類がきたりして、年金問題もめちゃくちゃです。
 
 テレビや新聞などでは、仕事のことは勿論のこと、健康と原油高や物価高などのお金のことで、大騒ぎをしています。そして心と体のバランスつまりバイオリズムの崩れ現象が際限なく繰り返されています。これらは自他共に人災からきていることも見逃せません。案外抜けているのが、顔の表情(笑顔)、勢いのある動作、声の調子、目ぢから、楽しみ、あそび、余裕、豊かさ、満足感です。
 
 最重要スローガンである
1)メンタルヘルス
2)過重労働
 はまさしくそのものといえます。
 
 体のメンテナンスについては、年1~2回の健康診断とがん検診でチェックできますので、従来から言われている“健診の事後処理の徹底”が必要です。
 
 これからは、60歳をひとつの基準点として、
1)食事(アルコールを含む)
2)軽い運動
3)生活環境
4)身辺の整理
5)介護予防
6)医療 
 の順です。
 
 そして、平均寿命80歳を余裕で通過して、元気よく人生を送れるはずですが・・・
どうでしょうか。なかなか難しいです。会社や個人によって事情は違いますが、基本的には共通していますので、検討の余地があります。
 50歳以上の人は、自己責任を伴う60歳からの、20年~40年の第2の人生が目の前に迫っています。そしてあとからあとから中高年者が続々と群れをなして追いかけてきて、社会は彼らでいっぱいになり“あふれ返りこぼれ現象”になります。
 
 かつては、一生懸命働いて、人生の定年をとっくに過ぎた平均年齢85歳の介護老人保健施設を利用している人たちは、顔色、顔の表情がよく、満足感があってとても元気がよいことを付け加えておきます。
 
相談員(産業医学)植原 哲
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