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相談員から一言 バックナンバー

『新年を迎えて』

  新年明けましておめでとうございます。神奈川県の皆様方におかれましては、お元気で良き新年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
 
さて昨年は、東日本大震災や津波・原発事故などが発生し、日本中が被災地の復興に向けて力を合わせた年でした。
東日本大震災に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。
そして一日も早く復興されることを心よりお祈りいたします。
 
 今まさに世界は猶予無しユーロ経済危機、環太平洋問題、中東民主化運動、自然災害などの多くの問題に直面しています。このような中で我々の健康の保持と増進は、益々大切になってくると考えます。
 
 あるデータをみると日本人の働き盛りを二分すると、25歳~54歳の30年間が壮年期、55歳~84歳までの30年間が老年期ということになるそうです。実際には60歳代で定年を迎え、75歳で後期高齢者の仲間入りをするのですから、統計上は75歳までは、国民の多くが元気で大いに働ける世界になって欲しいと思います。
 
 先日、元国立がんセンターの渡辺先生のお話を伺ったところ、平均寿命の変化をみても、5万年前のアフリカではわずか9歳ぐらいだったそうです。
 ローマ時代はわずか23歳ぐらいでした。
 日本でも昭和20年ごろは40歳くらいでした。
 日本も、現在は80歳前後になってきましたが、これをなんとか100歳前後までもってゆけば、多くはぽっくり死ねるはずだそうです。

 PPK(ピンピンコロリ)というたとえは、以前よりありましたが、現在はピンピンジャンプだそうです。
 すなわち、渡辺先生がなぜジャンプかと言うと、三途の川を飛び越えるぐらいの勢いをもって、最期を迎えられたら素晴らしいことだとおっしゃっています。
 素敵な健康長寿社会を実現する為には、やはり日常の基本的生活が大切になってきます。
 環境と生活習慣は、健康と寿命に大きく影響します。最後に私の基本としている生活習慣をあげてみます。
 皆様の参考になれば幸いです。

(1) 食事などなるべく独りで食べずに、家族・友人と笑いのある会話を入れながら食べる。
(2) 粗食は不足
(3) 肉・魚もしっかり食べ、野菜も多くとる
(4) ビタミンC、E、CQ10、亜鉛は毎日とる
(5) スカベンジャーをとる
(6) 塩分は控え目にする
(7) タバコは吸わない
(8) アルコールは2合程度が理想
(9) 過敏な運動はあまりしないが、ウォーキング、体操、ストレッチは毎日行い、諸関節の柔軟性を保つ
(10) プラスのストレスは受け入れ、マイナスのストレスは無視する
(11) 睡眠不足にならないように、6時間は睡眠を確保する
(12) メンタルヘルスは1日決算主義、忘却は人生を洗い流す石鹸である
(13) 多くの人々と接すること
(14) おしゃれをすること
 
 最後になりますが、2012年度の皆様方の益々のご発展とご健勝を祈念いたしまして、新年のご挨拶といたします。
 
(文責)相談員  三宅 仁
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