独立行政法人　労働者健康安全機構　神奈川産業保健総合支援センターのホームページ

　皆様こんにちは。いつも当センターをご支援いただき誠に有難うございます。
　
　さて、23.3.11の東日本大震災発災から半年を経過しました。
　皆様の心の中はいかがでしょうか？もう震災はいいよと思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか？確かに悪いことを忘れるのも大切と存じます。

　しかし、次なる災害に備えるためにも検証、対策をねることは大切なことと存じます。

　私は現在南相馬市医寮ボランティアとして定期的に南相馬市に入っております。当地は地震、津波、原子力、さらには風評という4つの災害にみまわれました。

　そしてそれは現在も続いております。

　しかし、なかなか報道されませんが住民の方々は前向きに復旧ひいては復興作業に取り組まれていらっしゃいます。

　現在仮設住宅建設作業を急ピッチで進め、いまだ避難所で生活されている方々も前向きに避難所から通勤されています。

 

　なぜでしょうか？私も最初はわかりませんでした。
　そこで最近気づいたことは南相馬市原町区内に多数掲げてあるのぼりの存在でした。

　そこには日の丸に　ありがとうからはじめよう！！と大きく書いてあります。

　なるほどと思いました。
　確かに災害に見舞われたのはつらく大変なことです。
　しかし恨んでばかりいては前に進みません。
　それぞれの人が感謝の気持ちを少しずつもてば、大きな輪に広がる。
　それがひいては地域の復興につながる。
　それが前向きな行動につながる。
　
　私は毎週当地に入るようになり、感謝の大切さを現地のかたがたから身をもって教えていただいています。
　次なる災害に備える最大のキーワードのひとつは感謝だと思っております。

　　　『ありがとうからはじめよう！！』

　皆様　いつも有難うございます。

 

合掌

 

（文責）相談員　　中尾　誠利